視覚障碍者をカジュアルにおさらいする3~視野狭窄編~

こんにちは。ばんです。
今回も引き続き、視覚障碍関連の用語をカジュアルに取り上げていこうと思います。
前回は弱視について紹介しました。弱視とは

・視力or視力以外の要因で生活に制約があるが、視力を使って活動できる人の事

と纏めましたが「視力以外の要因」とは何に当たるのか、という事で今回は見える範囲「視野」について触れていこうと思います。今回の引用は下記から行います。

病院検索ホスピタ
視野狭窄

https://www.hospita.jp/disease/2007/

(以下、引用元1と表記します。)

はんがい眼科
中心が見えない

https://hangai.org/symptoms/scotoma-centrale/#:~:text=%E4%B8%AD%E5%BF%83%E6%9A%97%E7%82%B9%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%84,%E6%9A%97%E7%82%B9%E3%81%8C%E7%8F%BE%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E6%89%8B%E8%A1%93%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8A,%E6%B3%95%E3%81%8C%E5%85%A8%E3%81%8F%E7%95%B0%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

(以下、引用元2と表記します。)

①視野狭窄とは

視野狭窄とは引用元1によると、「その名のとおり視野が少しずつ狭くなっていく病気です。この症状は2種類に分類できて、全体的に縁から狭くなっていくのを求心狭窄、ランダムにいろいろな部分が見えなくなっていくのを不規則狭窄と言います。」
との事です。要するに「見える範囲が狭まる」のが視野狭窄であり、縁から狭くなっていく求心狭窄、ランダムに狭まる不規則狭窄がある」という事になります。
見える範囲が狭くなればなるほど見る事は難しくなり、狭まり方も個人差があるという点においては前回の弱視に共通するかと思います。このケースでは縁から視野が欠けていくケースですが、引用元2によると中心が見えない「中心暗点」というケースも存在するとの事です。

これらの視野が欠ける状態を再現した画像が前回の引用元にあります。
再度URLを載せておきますので、興味があれば見に行ってみてください。

https://www.mlit.go.jp/barrierfree/public-transport-bf/research/low_vision/chapter2.pdf

②「視力が低い」と「視野が狭い」の対応の違い

では「視力の低い人」と「視野が狭い」人の場合で何か対応の違いはあるのでしょうか?
よく、弱視の人には文字を大きく見せるという対応があります。 私も含めて「視力の低い人」に対しては有効だと思います。一方で「視野が狭い人」に関しては、全体が見えにくくなる為逆効果になるかもしれません。勿論、「視力が低く視野も狭い」場合はさらに話が変わってくるでしょう。

両者はどちらも「弱視」にカテゴリされる人ですが、
対応すべき内容が変わってくるという事を抑えておいていただければと思います。

③まとめ

今回のまとめです。

・視野狭窄とは、視野が欠ける事。但し欠け方は千差万別である。
・同じ弱視にカテゴリされるが、「視力が低い」と「視野が狭い」では対応が異なる。

という2点です。

ナビを作る際の参考にしてみてください。
次回でこのシリーズは最後にしようと思います。
次回は「羞明/夜盲」について取り上げようと思います。

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