視覚障碍者と生活~食品を買う~

こんにちは。ばんです。
今回は、ナビを活用出来そうな日常生活の場面として、買い出しをテーマにお話したいと思います。

①視覚障碍者の生活

まず、私は今1人暮らしをしています。この為、炊事、掃除、洗濯と得意とは言えないなりに、何とかやっています。親元を離れた家で暮らす視覚障碍者なら、最低限これらはやらなくてはなりません。
今回は、炊事における「買い出し」をテーマに話を進めていこうと思います。

②買い出しの困りごと

恐らく、多くの人が今は「スーパーマーケット」で食材を購入するかと思うのですが、視覚障碍者の場合、「売り場のどこに欲しいものが売っているか」の把握に時間がかかり、「値札が見えないor見えづらい為」苦労します。
私が経験した例でいうと、シーフードミックスを使って調理をしようと思いスーパーに入ったのですが、「鮮魚コーナー中にある冷凍食品売り場」を探し、そこからさらに陳列品の中からお目当てのシーフードミックスを見つけるここまでの工程で10分近くかかっていました。
勿論、慣れで軽減できる部分はありますが、1品の為にここまで時間がかかると大変は大変なのです。その上、値札が見えていないと勘で買い物をする事になり、レジに行ったら思っていたより高くなったなんてことはざらにあります。

③商店街を使うという解決策

そこで、1つの解決策として商店街を使うという方法が考えられます。
八百屋、魚屋、肉屋という具合に役割が限定された小さな店舗を回って商品を購入するスタイルは視覚障碍者には向いているのではないかと個人的に思います。
また、店舗が小さい分店員さんとのコミュニケーションも取りやすく、欲しいものを言って取ってきてもらう、 おすすめを教えてもらうというような会話をしやすい状況も生まれてくる点もメリットになりえます。見えていないことを説明すれば値段に関しても教えてもらえるでしょう。
では、商店街の中の店舗の配置をどう把握するかが問題になりますが、そこでナビレコが活用できます。
商店街を一周するようなナビを作成してもらえば、移動時間は最小限に収まります。何より、「迷っている」状態が解消されるので、ストレスが大幅に小さくなります。

勿論、全ての買い出しが必要な視覚障碍者に適応できるわけではありませんが、アプローチの1つとして有効なのではないかと思います。

商店街が身近にあるナビ利用者の方は、リクエストを検討してみてはいかがでしょうか?

コメントを残す