弱視と猫カフェ

こんにちは しばです。
2月22日は にゃん にゃん にゃん
猫の日です。
普段、ドッグカフェにはよく行くのですが
今回は、10年ぶりに猫カフェに行ったときの話です。

猫は簡単には触らせてくれない

連れと猫カフェに行ったのは、とある秋の日。
肌寒いけれど陽ざしのぽかぽかとする、陽気のいいお天気でした。
この日行った猫カフェは、30分600円ほどでワンドリンクつき。
猫カフェによっては障害者割引もあるそうです。

身長160センチのしばが、少しかがんで入口をくぐると
ぽて ぽて ぽて
と猫の足音が聞こえます。
踏まないように、キャットタワーにぶつからないように
連れから室内の様子を実況されつつ、手を引っ張ってもらい、壁に背をつけて座りました。
部屋の真ん中に、木を模したオブジェがあり
壁の上のほうには、猫が部屋を一周できるように通路が作られています。
あぁ、はやく猫に触れたい!

でも、猫って、犬と違って「わーい!あそぼー!」
みたいに飛びついてこないので
高いところから、あるいは棚の中から
じぃっと人間観察している猫のもとへ行って
撫でたり、おもちゃで遊んだりすることが、30分という短い時間で猫と触れ合う方法なのですが
私は猫の場所がわかっても、慣れない空間を
ほかのお客さんやキャットタワーにぶつからないか
確認しながら歩いている間にいなくなっていることがほとんどで
猫に癒されたいのに、見えづらいことがもどかしいんです。
10年ブランクができたのも、行っても楽しくないという経験からでした。

見えづらいしばの、猫とのふれあい方

10年ぶりに行った猫カフェでは
座りながら猫を呼び寄せる方法を連れが教えてくれました。
その名も、パーカーで暗くて狭いところをつくってひたすら待つ作戦!
体育すわりのまま、足先を少し前にだして膝の下に空間を作り
上からパーカーをかぶせ、さながら段ボールのような
ちょうどいい暗がりと狭さを提供します。
すると
ぽて ぽて ぽて
と、猫が入ってくるではないですか。
そう、これは猫ほいほいなんです。
意外と猫が周りをうろうろしていることに、このとき初めて気が付きました。
この方法では、入ってきた猫のぬくもりも感じられ
ふわふわとした「もふみ」を感じることもできる最高の空間を得られます。
この方法は、動かずとも猫と触れ合える、見えづらいしばの、癒しの作戦として定着しました。

拡大して癒される

10年経って変わったことがもうひとつ
iPhoneで写真や動画を撮って、簡単に画面を拡大できるようになったことです。
猫を撮影して、指2本でぐいっと拡大すると
「かわいい!」
持ち帰れる癒しのお土産にもなって満足度が上がります。
それまではガラケーだったので画面が小さく
画質も荒いので拡大すると余計にわからなくなっていました。
新しいものになれるのは大変でしたが
使い始めたことで、猫と癒しの時間をすごせるようになり
テクノロジーとうまく付き合うことは、心を豊かにしてくれると感じる出来事でした。

参考 猫がケガしない服装

事前に得た服装の注意点に従ってコーディネートしました。

ポイントは主に次の4点
・ヒモやレースがないこと
 猫の爪が引っかかったり、猫が引っ張ってしまうため
・アクセサリーをつけないこと
 思わず猫の気を引いてしまい、イヤリングなら顔をひっかかれてしまうかも
・しゃがんだりできる、ゆったりとした服
・薄すぎず、肌を露出させないこと

しばは、トレーナーとデニム素材のゆったりスカートが
猫カフェ、ドッグカフェの定番スタイルです。
デニムスカートなら程よく厚みがあり、万が一爪が出てしまったときにも安心です。

ちなみに、緑やピンクが猫の好きな色と言われています。
もちろん、個々のねこ、個ねこ差はあるとのことですが
せっかく行くなら好かれる可能性には全てかけたいですね。
服の色の確認には濃い、うすい、くすんだ など細かいところも教えてくれる
よみいろ という色識別機器が便利ですよ。

ナビ広場での検索方法

猫カフェにご興味のあるかたはナビ広場で
漢字で 猫
または
ひらがなで ねこ
と検索してみてください。
近くのマップがなければぜひ、リクエストをだしてみましょう。

ナビレクデビューで外出を楽しみましょう

まだスマホを持っていなくてナビレクも使えていない方へ
スマホは高いですが
画面読み上げや画面拡大率、文字の大きさなど
視覚障害者も使いやすいようにカスタマイズもできます。
街にはスマホ教室もあるので、カスタマイズの相談をしてみるのもいいと思います。
あきらめかけていた楽しみも、スマホがあることで楽しめるようになるかもしれません。
ぜひ、スマホを手に入れたら、歩行ナビアプリ「ナビレク」もダウンロードして
歩く楽しさも感じてみてくださいね。
※視覚障害者のナビレクの利用には歩行訓練の受講を推奨しています。

おわりに

生き物とのふれあいは心が落ち着きます。
先日はモルモットのふれあい広場に行ってきました。
膝に乗せてもらったモルモットが
手に持ったキャベツをもりもり食べている感覚が伝わってきて
それはもうかわいいものですよ。
みなさんもぜひ、ふれあいに行ってみてくださいね。

ナビレク・バリアフリーマップ作成ボランティア募集中

ナビレク・バリアフリーマップは、視覚障害者にわかりやすい歩行ナビアプリ「ナビレク」で利用するマップです。
無料ソフト「ナビエディット」を使って、全国どこからでも、どなたでも作成できます。
このマップをつくる在宅ボランティアを随時募集しています。
まずはオンラインでマップ作りを体験してみてください!

3月日程
6日月曜日 10時から11時半
10日金曜日 19時半から21時
23日木曜日 19時半から21時
26日日曜日 15時半から17時

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