視覚障碍者が1人暮らしをするメリット・デメリット

こんにちは。ばんです。
これまで、ばんは1人暮らしを想定した記事を何本か書いてきましたが、そもそも前提として視覚障碍者が1人暮らしをするメリットとデメリットは何でしょうか?

夏になり、早い人だと進学する大学が決まったり、会社の内定を貰って新生活をどう過ごすか本格的に準備を始める事でしょう。
そんな時期なので、視覚障碍者の1人暮らしのメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

①1人暮らしのメリット

これは色々考えてみたのですが、正直「障碍者」として1人暮らしをするメリットは思いつきませんでした。
ただ、「人間」として生きていくメリットは大いにあります。

・自由

ほとんどのメリットはこの一言に集約しているといってもいいでしょう。
その気になれば好きな時に起きていいし寝てもいい、どんな趣味に打ち込んでもいい。
1人で暮らす前は拘ることのできなかったインテリアにもこだわることが出来る。
家事に打ち込んでもいいし、さぼっていても怒られない。
友人をいくら招き入れてもいいし、とにかく1人の空間を追及してもいい。
生活に融通がとにかく利く。

これ以上のメリットはありません。

・プライバシーの高さ

上述の自由に付随するメリットですが、簡単に他人が入ってくる事のない空間はリラックスできます。
ばんは、1人でいることに安らぎを感じます。どんなに親しい友人と会ったとしても、1人で安心して過ごせる時間が無いとストレスを感じてしまうのです。

ですので、プライバシーの高さを優先する人にとっては1人暮らしほど快適な生活はないでしょう。

・家事スキルが身につく

自由とは言いましたが、どんなに嫌でも炊事、洗濯、掃除はある程度せざるを得ませんので、否が応でも家事スキルが身につきます。
これらは家庭を持つうえで必ず役に立ちます。また、自分の得意不得意が分かりますので、将来一緒に暮らしていくパートナーと不得意な部分を補い合う関係を築く上で、ある程度の経験は必要になります。
失敗しても困るのは自分ひとりですので、ガンガン挑戦も出来るでしょう。

②1人暮らしのデメリット

逆に障碍者故にデメリットが健常者以上に色濃く出てくる事もあるでしょう。
その点には注意しましょう。

・助けが来ない

障碍者が1人暮らしをするデメリットは極論、この一言に尽きるでしょう。

生活が1人で完結するという事は、何かあっても簡単に誰かに助けてもらう事は出来ません。
虫が出れば1人で駆除するし、ガラス製品を割ってしまえば危なくても自分で処理する。
ゴミの日をうっかり逃してしまえば夏場は数日間地獄になります。
病気になっても誰かがご飯を用意はしてくれないし、トラブルに巻き込まれたら何とかして助けを呼ばなくてはいけない…。

ばんは、上記全て経験しました。死ぬかもしれないと何度か思ったこともあります。

「見えていない」事が危険と隣り合わせである事実から目をそらしてはいけません。
危険を感知するのがどうしても人より遅れるから、気づいたとしても状況が悪いことが多いです。
ですのでイレギュラーやトラブルが起きたとき多少状況が悪くても、持っているリソースを駆使して日々を生き抜く生存能力が必要不可欠です。
これは1人暮らしの中で成長はしますが、その土台はそれ以前の生活をどう生きたかで差が出ます。

ちょっと大げさに書きましたが、皆が出来ているから、楽しそうだからと舐めてかかると痛い目に会うのは間違いないです。
なんだかんだで向き不向きはあるので、向いていない人は早めに判断しましょう。

・お金がかかる

1人暮らしはお金はかかります。初期費用は特に高く、家財を揃えたり、家の敷金礼金を払うだけで数十万円お金は吹き飛びます。
加えて毎月の生活費についても、どんなに低く見積もっても都内なら10万円を割り込むことは無いでしょう。1か月働いてもあっという間にお金は無くなります。

こればかりは、言葉を尽くすより自分で支払ってみた方が実感が持てると思います。

ですが、家庭にいれば負担を他の家族と分散することも出来るでしょう。
お金の問題はシビアですので、事情が無い限りは無理はしない方がいいでしょう。

・孤独

ばんはかなり平気な方なのですが、孤独を感じる人もいるようです。
孤独が原因で心を病んでしまう人もいます。
孤独の感じ方や耐性に関しては個人差があるように思いますので、誰かと一緒にいないと落ち着かない、苦しいという人にとっては1人暮らしをしないという選択肢を持っておきましょう。

③ばんの考え方

上記で、メリット・デメリットを挙げましたが、ばんの個人的な見解としては、

・将来家庭を持ちたい人はマスト
・生涯独身でもいいという人は状況次第

ではないかと思います。
生活力が無い状態で家庭を持つというのは、どういう形であれパートナーに相応の負担を掛けることに繋がります。
一方的に負担を掛ける関係は、長い目で見てプラスに働くことはほぼ無いと思います。
ですので、完璧でなくても上手くなくてもいいので、最低限の経験を積んでおくことは、自身や家族を不幸にしない判断をする為にも必要でしょう。

独身でもいいという人は、環境・性格・経済力等の状況次第でどうするべきか変わってくるかと思います。
お金に余裕が無くても、1人の時間を大切にしたい人は1人暮らしをした方が楽に生きられるでしょうし、周囲の環境が苦にならず、安全第一で生きたいのであれば親元を離れないのも選択肢の1つでしょう。

いずれにしても、1人暮らしは人生の中でもとても大きな選択になります。
後悔のない選択肢を選びましょう。

2件のコメントがあります

  1. 私は、一人暮らしを経験しなければ人生はわからない、派です。
    視覚障害者だからという観点は大事ですが、人として自分を磨くために一人暮らしは有効な選択肢だと思います。

    1. 郷明博 様

      コメント頂きありがとうございます。ばんです。

      仰る通りだと思います。
      1人暮らしの経験は人間として得難いものです。
      ですので、事情が許せば可能な限り自立の過程として
      1人暮らしは経験して欲しいな…と個人的に思っています。

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