視覚障碍者と病院

こんにちは。ばんです。
体調が悪いときだけでなく、メガネを作る際なども病院に行くことはあります。
今回は視覚障碍者が病院へ行くことを考えてみたいと思います。

①視覚障碍者が病院へ行く

視覚障碍者が病院へ行くケースは大きく下記の2つに分けられると思います。

・体調不良

誰でも明らかに体調が悪いときには病院に行きます。
成人していれば、耳鼻科や整形外科など各々専門の医院や、あれば総合病院にかかるでしょう。
視覚障碍者でネックになるのは、受診するタイミングと場所だと思われます。
視力に関わらず、自立していればどのタイミングで病院を受診するかは悩むものです。
市販薬でどうにかなるなら様子を見たいが、機を逃せば状況が悪化するかもしれない…。
1人暮らしであれば、同居人の助けが得られない以上このタイミングはシビアになります。
その上で視力に頼れない人は、不調の中病院まで往復できるかどうかの判断が見えている人以上に難しいのではないかと思います。

また、通院とは関係ありませんが、1人暮らしの不調時は買い出しも大変になります。
発熱していた場合は調理もまともに出来ず、かといって味の濃いものを食べるのもしんどいので、自力で解決する場合はレトルトのご飯やおかゆなどを常備しておくと、急場はしのげます。
家族が遠方にいるなどで援助を頼めない場合、こういう状況では友人に買い出しだけでもお願いしてしまうといいでしょう。

ある程度落ち着いたら宅配サービスやネットスーパーなどを利用すると良いでしょう。

・眼科への通院

先天性の障碍者であれば、子供のころから年に1回くらいは通院する事もあるのではないでしょうか?
勿論後天性の人も、経過観察やリハビリなどで病院を訪れる機会はあるかもしれません。
視覚障碍者なら、大学病院の眼科などにかかる事が多いと思います。

眼科であれば経過観察の他、生活に必要な補助具の相談などにも乗ってもらえる事があります。

生活基盤の変化、特に遠方への引っ越しなどを行う場合は、この通院をどうするかも考えておく必要があります。

②押さえておきたい移動ルート

以上を踏まえて、視覚障碍者は移動の為のルートを覚えるか、考慮した生活基盤を構築するかを考えなくてはいけません。

・日々の体調不良を考慮する場合

基本的には最寄り駅~自宅までの範疇で通院できるかどうかを考えます。
これ以上の距離を移動することになると、健康時なら問題ありませんが、経験上集中力が落ち切っている不調時に単独で往復するのは危険です。
総合病院があれば理想的ですが、高い通院頻度を要求されるような持病を抱えていない場合は、この為だけに住む地域を限定する必要はないと思います。
総合病院が無い場合は、各々の医院レベルでの対応になります。
マストで覚えておきたいのは内科です。とりあえずの初期対応が出来ます。
可能であれば、耳鼻科、呼吸器科、消化器科、眼科あたりは行けるようにしておくと大抵の不調には対応できます。

・大学病院への通院を考慮する場合

これは通院の頻度によって考えなくてはいけません。
通院の頻度が高い場合は、生活基盤に組み込んでしまった方が交通費の問題を考えるといいかもしれません。
最寄り駅でなくても、電車一本でアクセスできる位置に住んでおくと安心感が違います。
一方通院の頻度が低い場合は生活基盤としては考慮しなくてもいいでしょう。
ただ、電車3本以上を乗り継いだり、片道数時間かかるのは辛いので、通院する事が分かっている場合は、頭の片隅に置いておいた方が楽が出来るでしょう。

大学病院は駅のすぐ近くにあるとは限りませんが、経験上大学病院クラスになればバスは止まるので、主に電車の乗り継ぎと、最寄り駅から目当てのバス停までの移動が重要になります。
通院が見込まれる場合は、覚えておきましょう。

いずれのケースでも健康な状態でルートを把握しておくことが必要になります。
ナビ広場でのリクエストも活用してルートを覚えておきましょう。

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