視覚障碍者が1人で街を歩けるようになるまで

こんにちは。ばんです。
ナビレコのユーザーは1人で街を歩くことを想定していますが、それが出来るようになるまでにどのような過程を経るのでしょうか?
今回は視覚障碍者が1人で街を歩けるようになるまでの過程の一例をお話します。

①なかなか1人で歩くことを許してもらえない

ナビレコを使う視覚障碍者は1人で歩行が出来るレベルになっていることが大半だと思いますが、1人で歩けるようになるまでには長い時間がかかります。

視覚障碍が先天的なのか後天的なのかでも変わってくる部分もありますが、少なくとも盲学校に通っている場合は中々1人で通学する許可が降りないと思います。
この許可が降りない間は1人で外出する事は無かったように思います。

私は大学に入るまではずっと盲学校に通っていたのですが、1人で通学する許可を得る事が出来たのは小学校4年生になってからでした。

今回は私のケースで1人で街を歩けるようになるまでを紹介していきたいと思います。

②自立活動と歩行訓練

1人で通学出来ないうちは登下校の送り迎えを親にしてもらうような形になっていました。
遠方から通う子供はスクールバスを使って登下校していました。
その間も視覚障碍者としての生活の仕方を学「自立活動」という授業で、道路の歩行マナーや白杖の使い方を習います。
そして、技能がある程度身に付いたと判断されたところで、放課後に1人で通学する想定で指導が行われます。
最初は教師が実際に横について横断歩道や曲がるべき場所などを指導し、段々と少し離れた場所から見守るようになるなど、少しずつ手助けが減っていきます。
そこで問題なく通学が出来るようになったと判断されたとき、1人で通学を許可されるようになるのです。

これは例えば通学に電車の乗り継ぎが発生するなど、工程が難しくなればなるほど許可が降りるのが遅くなるようでするようです。
私の場合は通学ルート自体は小学生の足で15分程度だったのですが、1か所だけ信号が無く、直線でトラックがスピードを出して通行する横断歩道があり、そこがネックになってなかなか許可が降りないという事情がありました。

③外出できる範囲が広がる

ここで許可を勝ち取るまでは長いのですが、通学さえできるようになればどんどん自由度が増します。
小学校5年の頃には最寄り駅に入っている本屋に1人で漫画を買いに行く、小学校6年の頃には電車に乗って離れた駅にプラモデルを買いに行くようになっていました。

中学に入ると寮生活になったこともあり、門限以外の制限は無くなりました。

④まとめ

ここまで私の経験で1人で歩けるようになるまでの過程を書いてきましたが、健常者であれば小学校に入学して比較的直ぐに1人で通学出来るようになりますが、そこと比較した場合、とても長い時間が掛かるという事をお分かりいただけたかと思います。

ナビを使う人がどんな風に「ナビを使える人」になったのか知る参考になればと思います。

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