私のナビレコ活用法~ナビレコは格好のお散歩支援ツール

こんにちは。みさきです。
私のナビレコ活用法の一つは、それを散歩支援の道具にすることです。道路が碁盤の目のように、きちんと整備された都心の地域なら、歩きながら覚えた地図を頭で描いてみるという技も使えるので、私なりの「冒険」をして楽しむこともできました。

しかし、その後私は、自然の香りたっぷりの郊外に越して住むことになりました。
いつも、たくさんの車が、都心より10キロは速いスピードで行き交っています。また、五差路とか七差路とかと複雑に入り組んだ路地や、斜めに伸びた小路があちらこちらにあって、どこかで一本路地を間違えたら、思わぬところに出てしまうというハプニングにも遭遇しました。
そんな不安感を体験して、知らないところへのお出かけを省くようにさえなりました。
私のように、全く目が見えない視覚障害者(全盲者)は、周りを見渡して自分がいまいるところを確かめたり、進むべき方向を見つけ出したりすることができません。
それに、この地域は人々が自転車や車で動き回る社会なので、私が道に迷って急に誰かの助けを求めたくて、しばらく待っても、通行人が全然現れないということもしばしばあるのです。
したがって、思いつくままに、あちらこちら歩き回って楽しむという「散歩の醍醐味」は味わうことができないことを、とても残念に思っていました。

①そこでナビレコの出番!

 ナビレコ用のガイド地図を作ってもらい、散歩コース上の様子が細かくわかるような言葉による説明をあらかじめ聞き、振動と、声によるポイント説明を頼りに歩くことにしました。
その結果、ナビレコが私の散歩を「楽しいイベント」に変えてくれるツールなのだと実感できたわけです。

 私が頻繁に出かける散歩コースは、浅川の遊歩道。そこは片道約2.5キロの距離。
高尾山の奥のほうから玉川につながる一級河川・浅川の脇の河川敷が、人と自転車専用の遊歩道になっています。
河川敷の一方は川に面しているわけですが、もう一方は、遊歩道のいちばん近くが住宅地、その向こう側には、東西に伸びる国道20号線のバイパスがあり、通行車の走行音を「耳じるし」にすれば方向感覚がはっきり取れるので安心な場所なのです。

 また、そこでは歩行者と自転車利用者が仲良く場所を共有しなくてはいけないのですが、誰もが相手に配慮して動くという暗黙の了解が出来ていて、リハビリのためだと言って、サポート杖を使って毎日歩いている人もいるほどです。
全盲の私も、危険な目に遭ったことは一度もありません。

②そこは憩いの場

 遊歩道の所どころに小さな広場があり、その周りは背の高い草で囲まれているので、そこはまさに安全地帯です。
キャッチボールや、ゲートボールを楽しむ人たちもいますし、さわやかな空気を体一杯に取り込んで、シジュウカラやルリビタキの奏出る「自然の音楽」を楽しむこともできます。
また、愛犬連れの「犬飼さん」たちが集まって犬談議に興じたり…。とにかく、その一帯はこのまちの人たちの心を和ませる「憩いの場」になっているのです。

③危険区域も

 大和田橋と暁橋を越えてしばらく歩くと、激しい水音が聴こえて、思わず足がすくみます。
そこにはこの一帯の水流を調節する堰があるのですが、その部分だけ道幅が狭いうえに、柵もないので不注意に歩くと落ちてしまいそうな危険箇所なのです。
このような場所も、ナビレコの振動音を聴きながら、歩道の縁石に沿って歩けば、スムーズに通り抜けて、ほどなく遊歩道の出口にたどり着けるのです。

④おまけの楽しみ

 約1時間強の散歩タイムのあと、私は買い物モードに入ります。
そこから我が家までは1キロ強あるのですが、途中にある行きつけのお店で好きなものを少し買って帰るのが楽しみです。
あるときはその日の夕飯用のお総菜。別の日には、お店の入り口を間違えて不本意に飛び込んだ、ある作業所の売店で、手ざわりのよい湯飲湯飲みを見つけて3個もゲットしたこともありました。

 皆さんも同じだと思いますが、日々の散歩は格好の気晴らしであるとともに、次の行動にスムーズに移るための活力のもとなのですね。

 さて、次はどこの散歩コースをリクエストしようかな。

コメントを残す

メニューを閉じる