ナビレクを使いながらアイナビで信号の色を知る方法

こんにちは しばです。

ゴーヤが美味しい夏ですね。
おひたしにして、さっぱり冷たくいただくのが、しばの好みです。
ゴーヤは触ると全体がごつごつ、ぶつぶつしていて
両端に向かって細くなっている緑色の苦いやつです。
まずは端から端まで、ゴーヤを縦に割ります。
タネも気にせず、ハサミでざくざく、さくさく切っていきます。
割ったら中のふわふわとした綿とタネを、スプーンでなんとなくこそげとります。
そのあとは、タネがあった面を体に対して横に持ち
はさみで輪切りにしていきます(半分に割っているので、半円ですが)
耳たぶくらいの厚みだとちょうどよいと思います。
あとはてぃふぁーるで沸かしたお湯でさっとゆでて氷水で冷やしてから、ざるにあげたら完成です。
好みのポン酢やだし醤油、鰹節でいくらでも食べられます。
この時期は冷や汁やきゅうりの一本漬けもいいですね。
みなさんの火照った体を覚ます夏の一品はなんですか。
まだまだ油断できない30度越えの日々を乗り越えましょうね。
(余談 てぃふぁーるをカタカナで書くと
てぃーふぁーると読み上げてしまうので、平仮名にしています)

さて、この暑さに外出を 控えている方も多いと思います。
今回は、涼しくなってまたナビレクと出かけるようになった日に役立つ
ナビレクとアイナビの合わせ技のご紹介です。
しばのスマホ環境:iPhone13/iOS16

音声ナビアプリ“ナビレク”

歩行支援アプリ“アイナビ”

人や車を感知するアプリ“アイナビ”

皆さんは、アイナビというアプリをご存じですか。
人や自転車、壁などをお知らせしてくれる映像認識機能があるナビアプリです。
スマホ画面にはカメラ映像が映し出され、そこでとらえた対象物をアイナビは読み上げます。
人や車のほかにも、自転車、壁、横断歩道など 20種類の対象を認識するよう設定されています。
アイナビには道案内モードとお散歩モードがありいずれのモードでも対象物を検知します。
道案内モードでは、行きたい場所を、施設名や住所で検索すると
ルートを自動で選定し、案内が始まります。
お散歩モードでは、決まったルートはなく、ユーザーは、思いつくままに
人や車のアナウンスを受けながら“お散歩”ができます。
あれ?この道案内のない映像認識が使えるお散歩モードって、何かナビレクで使える気がしませんか。

ナビレクで経路を、アイナビで信号の色を知る

アメディア本社から、数分歩いたところにナビレク事業所があるのですが
途中にある信号の色を、どうにか知ることができないかと思っていました。
交通量はまばらで、来るときは頻繁に来るので音を聞いていれば良いのですが
ないときは本当にない。人もいなかったりします。
しばらく静かなら渡ってしまうのですが
走る音が静かな車もいるのでリスクが大きいですよね。
ううん、どうしたものか。
そこで、映像認識ができるアイナビを試してみることにしたのです。

下準備1 対象物の設定

下準備2 お散歩モードの自動立ち上げ

前述したとおり、アイナビはいろいろなものを認識してお知らせしますが
この、認識する対象物はカスタマイズ可能です。
対象物を「歩行者信号 赤」と「歩行者信号 青」にしてみると
壁や人のアナウンスはなくなり、シンプルに信号の色だけを知ることができるようになります。

設定方法
手順1 アイナビのトップ画面から「設定」を開く
手順2 「案内する障害物 目標物」を探して開く
手順3 「種類の変更」を開く
手順4 「人 切り替えボタンオン」と読み上げたらタップしてオフにする
    (ボイスオーバーは指1本のダブルタップでオンオフを切り替えます)
手順5 「歩行者信号 赤」と「歩行者信号 青」以外をオフにする
設定方法は以上です。

この設定は、ナビレクの道案内と併用するポイントでもあります。
想像がつくかたもいらっしゃると思いますが、壁などの対象物を増やすと
休む間もなく「壁、壁、壁、人、横断歩道、壁」などと
熱心なアナウンスが再生され、ナビレクの音声はかき消されてしまいます。
なので、私のおすすめは、信号の色のみの設定にすることです。

Point
手順2の画面で下に行くと「障害物 目標物を案内する範囲を変更します」という項目があります。
正面と左右の広い範囲か、正面のみかを選べるのですが
信号のみにしたときのおすすめは正面のみです。

ナビレクと合わせて使うときは、自由に歩けるアイナビのお散歩モードを使います。
ただ、毎回、アイナビを開いて、モードを選んで、というのは手間ですよね。
そこでアイナビを、最初からお散歩モードの状態で起動させることで
開くたびにモードを選択する手間を省きましょう。

設定方法
手順1 アイナビのトップ画面から「設定」を開く
手順2 「起動時にお散歩モードを開始」を探してタップ
これで次回からアイナビを開くと自動でお散歩モードになります。

これで準備は完了です。
いよいよ、ナビレクと合わせて使ってみます。

ナビレクとの併用手順

手順1 ナビレクで使いたいマップを開き、案内モードにする
手順2 アイナビを起動する(お散歩モード)
    アイナビの音声が聞こえない時は
    iPhoneの側面にある切り替えスイッチで、マナーモードを解除します。
    Point
    ナビレクは、2022年7月にバックグラウンドでの再生に対応したことで
    別アプリをメインに起動した同時起動ができるようになりました。
   (同時起動ができないアプリもあります)
    ここでは、ナビレクをバックグラウンド再生にして、アイナビをメインで起動させましょう。
    映像認識を使うため、ナビレクがメインですと、アイナビは機能しません。
    
手順3 iPhoneのカメラを外に向けて歩く
    アイナビの信号検知
    ナビレクの案内で信号のある交差点にきたとき、アイナビの音声に気を配ります。
    赤の時は「信号は、赤です」とアナウンスがあり
    ジャーン、ジャーン、みたいなやや低めの音が鳴り続けます。
    青になると「信号は、青です」とアナウンスがあり
    ピロン、ピロン、とやや高めの音が鳴り続けるので、自分でも様子を確認して渡ります。
    Point
    iPhoneを持つ高さは、胸のあたりがおすすめです。
    おへそに近づいていくと、カメラ映像に信号が映りこみにくく
    特に横断歩道の距離が短い場合、信号が高い位置に来るため
    信号をうまく認識できない印象です。
    また、iPhoneはぶらぶら動かないように体にくっつけて
    歩道や音、点字ブロックをヒントに、なるべく進行方向に体とiPhoneを向けましょう。
    
手順4 目的地に到着
    バックグラウンドで再生されているナビレクの道案内で
    いつも通り、ちゃんと辿り着けます。

使い方は以上です。いたってシンプルですね。

アイナビの信号認識はほぼ正確

マイナスな話からお伝えすると
10回に1回は信号を認識しないことがありますし
進みたい方向を遮るように車が流れていても
進行方向の信号を青と読むことがまれにありました。
体の向きやカメラを素早く動かしてしまったり
向きはあっていてもカメラに信号が映っていないなど
原因は単純ですが、正確にカメラで信号をとらえるのは
現実的ではないのでしかたがありません。
ただ、これらを考慮すると、アイナビとしてはほぼ正確に信号を認識していることになり
自己判断の裏付け、サポートとしての役割を十分に果たしてくれるといえます。

意識してほしいのは、アイナビもナビレクも、あくまでサポートということです。
アイナビが青だと言っても必ず立ち止まり
自分でも環境音を聞いて判断するようにしてくださいね。
自己判断で赤なら様子を見てください。
私もそうしています。

私が魅力に感じたもうひとつの機能 “歩行レコーダー”としての役割

ここでもうひとつ、紹介したい機能があるのでお付き合いください。
みなさんは、事故やトラブルに巻き込まれたとき
第三者に説明する術をお持ちですか。
たとえば私が、こちらの信号の色が青だった、相手が一時停止を無視したなど
視覚的な説明をしても説得力はないでしょう。
そもそもわかりません。
そこで役立つのが“歩行レコーダー”です。
アイナビは、映像で認識していると説明してきました。
この映像は、ナビレクと同時起動しているときも録画されていて
・パソコンへの接続
・iPhoneのファイルアプリ
で再生できます。
音声はなく、映像のみの収録ですが、それでも何があったのか
第三者に目の代わりとなって伝える大事な情報です。
信号の色も認識していれば映像にも残っているので、確かな証拠になります。

ちなみに、アイナビと出会う前に
動画撮影をしたくてiPhone標準搭載のカメラ機能で
ビデオを撮りながら歩いてみたこともありますが
ナビレクの案内が入った瞬間に録画が強制終了されて
レコーダーとしては相性が悪く使えませんでした。

撮影が強制終了となりレコーダーとしては使えませんでした。

おわりに

さて、いかがでしたか。
はじめての道も一人歩きできるナビアプリ“ナビレク”の道案内と
“アイナビ”の視覚サポートをぜひ、一緒に使ってみてください。
それでは、今回も最後までありがとうございました。
次回の更新をお楽しみに。

ナビレクで使う、視覚障害者が使いやすい
バリアフリーマップ作成のボランティアをはじめませんか

在宅でできる障害支援ボランティアです。
無料ソフト“ナビエディット”を使って作成するバリアフリーマップは
目の不自由な人が安心して歩ける道となります。
まずは、オンラインセミナーでマップ作りを体験してみてください。

9月13日水曜日 15時から16時30分

毎月第二水曜日は定期開催日です。
ほかの日程を希望される場合は、申込みフォームのコメント欄より第三希望までお知らせください。
平日の夜や祝祭日でもなるべく調整致します。
ご参加をお待ちしております!

コメントを残す