【iOS版ナビエディット】ポイントの自動記録を使って現地を歩こう

こんにちは。
食欲の秋まっしぐらなみかんです。
先日、行列のできる有名店の秋冬限定発売のモンブランを買いに行ったのですが、その帰り道に目白徳川黎明会前で凸凹した路側帯を発見しました。
路側帯の凸凹は一般的に、車両の路外逸脱防止や走行速度の抑制のために設置されますが、点字ブロックが敷設されることの少ない細い路地を視覚障害者が歩くときにも便利そうだなと思いました。

さて、前回まではPC版ナビエディットと共通点の多い基本的な使い方や共有方法を説明してきました。
今回は応用編!ナビレクの録音モードから進化したiOS版ナビエディット独自機能であるポイント自動記録についてです。
先述のような路側帯の凸凹など、実際に街を歩いて感じたことをナビレクマップに反映するのに便利な
ポイント自動記録の使い方を解説していきます。

ポイント自動記録を使おう

ポイント自動記録とは?

ポイント自動記録とは、端末の位置情報をiOS版ナビエディットに記録する機能です。
ポイント自動記録を開始して現地を歩くだけで、約10メートル毎にポイントが自動的にマッピングされます。

ポイント自動記録で現地を歩きながらガイドを作ると、Google ストリートビューではわからない現地を歩いて発見した周辺情報を反映させやすくなります。
たとえば、
交通量が多いことや通りがかったお店のBGMなどの現地の音を記録することができます。
特徴的な環境音は歩行のサポートになると過去記事でも紹介されていますし、現地を歩いて感じたことをガイドに盛り込めるといいですね。(過去記事はこちらから

その反面、ガイドを作成しながらの歩行は、ながらスマホになってしまう懸念があります。
ポイント自動記録は、ポイントの設置操作を自動化して現地での作業を軽減するおすすめ機能です。

ポイント自動記録の開始

ポイント自動記録を始めるガイドを選択し、メニュー画面内の「ポイント自動記録」をタップします。
ポップアップに「ポイントのみ」と「ポイント+録音」の2つのモードが表示されます。
どちらかのモードを選択すると、ポイント自動記録を開始します。

また、ポイント自動記録中にマップ内のポイントをタップすると、ポイント編集画面に移動します。
ポイントからマークへの変更やテキスト説明を編集しても、ポイント自動記録は継続しています。

ポイント自動記録中

ガイドタイトル上の黄色の枠内の赤字の「停止」ボタンをタップすると、ポイント自動記録を終了します。

※ポイント自動記録を使えないときにはアプリの設定の位置情報をご確認ください。

ポイント自動記録の2つのモード

①ポイントのみ

「ポイントのみ」では、iOS版ナビエディットに端末の位置情報のみを記録します。
距離測定モードのないiOS版ナビエディットでポイントを10〜30メートル間隔で設置するのはなかなか難しい、ポイント連続追加のないiOS版ナビエディットで長距離のマップを作るときにポイントの配置がめんどくさい、など作業負担を軽減できます。

 

②ポイント+録音

「ポイント+録音」では、iOS版ナビエディットに端末の位置情報とポイント毎の録音説明を記録します。
録音説明に周辺情報を記録しポイント自動記録後に落ち着いて作業のできる場所で録音説明を再生しながら編集作業をすると、現地でテキスト編集が必要な「ポイントのみ」よりも安全にマップを作成できます。

※録音説明を使えないときにはアプリの設定のマイクをご確認ください。

録音説明について

録音説明とは、ポイント毎に録音音声を記録し、テキスト説明と同様に歩行時のアナウンスをする機能です。
スクリーンリーダーやナビレクのテキスト説明などの合成音の読み上げは、言葉と言葉の間合いが不自然だったり、正しい読み上げでなかったりしますよね。
たとえば、元号の「令和」の漢字は「れいわ」ではなく「りょうわ」と読み上げることがあります。
また、視覚障害者の中には文字入力に煩わしさを感じる人もいます。
音声入力の認識ミスがまだまだ多かったり、音を正しく認識しても誤変換されたりと使いづらさに課題がありますよね。
録音音声は、ポイント自動記録のボイスメモだけではなく、このような視覚障害者特有の困難の解決策の一つとしても、人の声だからこその親しみやすいガイドを作りたいときにも、ガイドをランクアップさせる手段になります。

録音説明

メニュー画面から「地図移動モード」(手のアイコン)が選択されていることを確認し、該当ポイントをタップしましょう。
ポイント編集画面に移動します。
ポイント編集画面の下のアイコンリストの右から3番目にマイクのアイコンがあります。
このアイコンをタップすると録音を開始し、収録後に右上の「完了」をタップすると録音説明の編集ができます。

※録音説明を使えないときにはアプリの設定のマイクをご確認ください。

録音とテキストの優先設定

ナビレク 録音とテキストの優先設定

ナビレクのアプリ内の設定の中に、「録音とテキストの優先設定」というものがあります。
一つのポイントに録音説明とテキスト説明の両方が登録されている場合、どちらから再生するか、あるいは、どちらか一方のみで再生するのかを設定できます。
一つのポイントに対して録音説明とテキスト説明が重複していると、ナビレクユーザーにとって情報過多になり必要な情報が伝わりにくくなってしまいます。
そのため、録音説明とテキスト説明のどちらかに説明を集約することを推奨しています。
また、ナビ広場の公開ガイドはテキスト説明のみのガイドが多いので、あえて録音説明を利用している場合にはタイトルやガイド冒頭の付録説明で設定の確認を促してもいいかもしれません。

いかがでしたか?
初めて使ってみたとき、みかんは自分の声を録音するのはむず痒く恥ずかしかったのですが、大通りと路地裏の環境音の違いなど晴眼者だからあまり意識していなかった音を実感できて勉強になりました。
また、ポイント自動記録で現地を歩くときには、ながらスマホに注意してくださいね。
歩きスマホにならないように、ポイント自動記録で現地を歩く前に地図作成地を調査しておきましょうね。(
過去記事はこちらから

次回、iOS版ナビエディットシリーズ最後になります。
ナビ広場にアップロード済みのナビレクマップを更新したいとき、
iOS版ナビエディットからは操作できなくて困ったことはありませんか?
iPhone の「ファイル」アプリにナビレクマップを保存してブラウザからナビ広場の会員メニューを操作すると、投稿済みガイドの編集ができます。
その方法について、詳しく説明していきたいと思いますのでお楽しみに!

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