【iOS版ナビエディット】誕生までのみちのり

こんにちは。
近所で産まれたカルガモの雛を見にいくのがプチブームなみかんです。

さてさて、みなさまはiOS版ナビエディットについてご存じですか?
ナビ広場ブログの過去記事やナビレク・バリアフリーマップ作成セミナーはPC版ナビエディットを中心にお話しするので、iOS版ナビエディットについて知っている方は少ないかもしれませんね。
実は、3月のアプリ更新で
iOS版ナビエディットは、より直感的な操作ができるように進化しました。

これから何回かに分けて、iOS版ナビエディットについてナビ広場ブログでお届けしようと思います。
今回は初回ということで、そもそも
iOS版ナビエディットってなに?というお話です。
それでは、本編です。

誕生までの沿革

ナビレクと録音モード

ナビレクのサービス開始当初は、ナビレクユーザーが実際に現地を歩いて「録音モード」でガイド地図を作成してから、「再生モード」で予習し、「案内モード」で一人歩きをしていました。(ナビレクの録音モードについてはこちらから
晴眼者の家族が作成したり、視覚障害者も自分で歩きたい経路のガイドを手軽に作れることがよかった半面、
「コンビニの前です。ここを左に曲がります。」
というように道案内をその場で話しながら歩く必要がありました。
恥ずかしくて抵抗を感じるユーザーもいましたし、自分の声を自分で聞くのもこっぱずかしいのに共有をするのはもっと恥ずかしくなる方も少なくないと思います。
また、ポイントやマークの位置を直したいと思っても調整がむずかしいこと、現地に行かないと作成できず、1度は歩かないといけないことがネックとなっていました。

PC版ナビエディットとナビ広場

そこで、グーグルマップのシステムを搭載したガイド作成ソフト「PC版ナビエディット」が開発されました。
パソコンとインターネットの環境があれば、全国どこからでも航空写真やストリートビューで行ったことのない道もわかるようになりました。
グーグルマップ上のポイントやマークの微調整や道案内も、テキスト入力された文章を「ナビレク」利用時に合成音声が読み上げてくれる仕組みとなったことで、作成しやすくガイドの質も上がりました。
さらには、ナビエディットで作成したガイドを「ナビ広場」で全国のユーザーに共有できるようになりました。
ナビレクの録音ガイドとPC版ナビエディットを併用してガイド地図を作成する応用例なども、ナビ広場ブログでご紹介してきましたね。(過去記事を参照
このように、ナビレクはPC版ナビエディットで作成した地図をダウンロード・利用できるように拡張されました。

iOS版ナビエディットの誕生

とても作りやすく、現在のナビレク・バリアフリーマップの増加にも大活躍中のPC版ナビエディットにも苦手な部分がありまして。
例えば、よく知っている近所の道やふらっと出かけられる場所などでは
「現地を歩きながら録音以外の方法でガイドを作成したい」
と思いませんか。
ナビレクとナビエディットの併用がややこしかったり、そもそもパソコンがないこともありますよね。
実際、ボランティアを考えてくださる方から
「パソコンを持っていないのですが」
「スマホで作成できますか」
と質問がくることもあります。

こういった声に応えて、ナビレクの録音モードとPC版ナビエディットの欠点を補う形で、iOS版ナビエディット(ナビエディットモバイル)が誕生しました。

ダウンロードしよう

ご利用できる機種

iOS版ナビエディットはApp Storeのアプリとして公開されており、iPhoneまたはiPadでご利用いただけます。
PCからもApp Storeのプレビュー画面をご覧になれますが、iOS版ナビエディットをご利用になれないので注意です。
※PC版ナビエディットはアメディアHPからWindows用とMac用のソフトウェアをインストールできます。(PC版ナビエディットはこちらから

ダウンロードの方法

App Storeにアクセスしてナビエディットと検索しましょう。
iOS版ナビエディットをご利用予定の端末からこのブログをお読みの場合は、下記のボタンからワンタッチで移動できます。
その後、プレビュー画面の「入手」ボタンをタップしてダウンロードしましょう。

アプリの設定を確認しよう

iOS版ナビエディットの設定画面

ホーム画面から、「設定」アプリのアイコンをタップし、「ナビエディット」の設定画面を選択します。
アプリを多くインストールしている場合は、「設定」アプリの中で「ナビエディット」と検索すると便利です。

  • 位置情報
  • マイク
  • カメラ

この3点がオフになっていると、iOS版ナビエディットの機能をご利用になれない場合がありますのでご確認ください。

以上、iOS版ナビエディットの紹介でした。
次回は、あるガイド地図を例にして、経路の選定や地図に取り入れたい情報についてまとめる予定です。
iOS版ナビエディットとおでかけしながらあれこれ考えると、歩きスマホになりがちで危ないこともありえますよね。
こんな地図を作りたいなぁと事前にイメージをして、安全に楽しくおでかけできる手助けになれば嬉しいです。ぜひお楽しみに!

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